Webからの問い合わせを
Salesforceに自動登録する

フォームを活用した業務効率化

はじめに

Salesforce×フォームのメリット

問い合せフォームのイメージ

Salesforceでは、様々なお客様のデータを管理することができます。例えばイベントの申し込みや会員登録、資料ダウンロード、サービスに対する質問などをいただいたお客様の情報を登録し、社内で共有・進捗管理することが可能です。

しかし、電話やWebフォームなどの媒体で受け付けたお問い合わせの情報を、毎回Salesforceに手入力していくには多くの工数がかかり、顧客情報取り扱い事故の原因にもなります。そこで、Salesforceと自動で連携できるフォームから受け付けると便利です。

"業務効率化"と"事故防止"以外にもメリットはあります。リモートワークやDX化が浸透している現在、お客様はWebからお問い合わせする習慣が付き始めています。対面や電話、郵送だけでなく、Webから受け付けることで、お問い合わせのハードルを下げる・コンタクトポイントを増やす効果も見込めます。

今回の内容

Webフォームから問い合わせを受け付け、Salesforceの「リード」や「ケース」に自動登録させる一般的な方法をご紹介します。

もし「Salesforceユーザがどのような用途でフォームを活用できるか」「フォームの作成方法にはどのようなものがあるか」という広い範囲の内容を知りたい方は、「Salesforceでフォームを作成する方法」をご覧ください。

問い合わせを自動登録する方法

以下の3つのパターンをそれぞれ解説していきます。下にいくにつれて、技術的なハードルは低くなります。

Web-to-リード/ケース

概要

Salesforceの標準機能である「Web-to-リード」や「Web-to-ケース」を使った方法です。
フォームを生成し、入力されたデータはリード/ケースオブジェクトに自動的に格納されます。

特長

実装手順

1.サーバを用意
サーバーのイメージ画像

Web-to-リード/ケースは、データ登録用のインターフェース(受け口)のみがHTML形式で提供されるので、そのファイルを格納するためのサーバをご自身で用意する必要があります。

既に自社でサーバをお持ちの企業は問題ありませんが、サーバを新しく自社で作成・保守するのは、技術的にも作業負担的にもハードルがあります。レンタルサーバなどを活用することでその問題は解決できますが、基本的に有料サービスです。

2.Web-to-リード/ケースのタグを設定

お問い合わせの際にお客様に記入してもらいたい内容に合わせ、Salesforceの管理画面からWeb-to-リード/ケースのタグを発行します。
実際の設定手順は、「Web-to-リードの設定方法」と「Web-to-ケースの設定方法」にて公開しています。

3.デザインやフォームの制御を実装
コーディング・プログラミングのイメージ画像

Web-to-リード/ケースで発行されるHTMLタグは、データ連携に最低限必要なformタグやinputタグのみとなっています。

そのため、フォームの見た目を構築したうえで、バリデーション(値の必須確認や形式確認など)や確認画面などの機能を実装する必要があります。具体的には、HTML・CSS・Javascript・PHPなどのプログラミング言語を活用します。

もし自社での対応が難しい場合は、外注するか、以降に記載の方法でこの課題をクリアしましょう。

クライゼル × Web-to-リード/ケース

概要

クライゼル ロゴ クライゼルライト ロゴ

「クライゼル」は、Webフォームを簡単に作れるサービスです。専門知識が無い方でも、高機能なフォームを作成できます。 >>クライゼルのサイトへ

クライゼルで作成したフォームにWeb-to-リード/ケースのタグを入れておくことで、Salesforceと連携させることができます。

特徴

実装手順

1.フォームを作る
フォーム イメージ画像

お問い合わせの際にお客様に記入してもらいたい内容に合わせ、クライゼルでフォームを作成します。テキストやメールアドレス、電話番号、チェックボックスなどの質問項目を指定し、公開設定・自動返信メールなどの機能から必要なものを設定します。

フォームの作り方は、専門知識が無い方でも簡単に作成できるタイプと、HTML等でフルカスタマイズするタイプからお選びいただけます。自社サイトのデザインに合わせたレスポンシブ対応のフォームを、弊社にて制作させていただくことも可能です(有償サービス)。

2.Web-to-リード/ケースのタグを設定

タグの作成方法は、先述の内容と基本的に変わりません。(詳細は「Web-to-リードの設定方法」と「Web-to-ケースの設定方法」をご確認ください。)
そのタグをクライゼルのフォームに挿入することで、Salesforceへの連携が可能になります。挿入方法はコピペレベルです。詳細は弊社トライコーンにお問い合わせください。

クライゼル × Salesforce連携サービス

概要

クライゼル ロゴ クライゼルライト ロゴ

Salesforce連携サービス」は、「クライゼル」で作ったフォームを貴社Salesforceに連携させるためのサービスです。
専門知識が無い方でも、フォーム作成からデータ連携まで簡単に実現できます。

特徴

実装手順

1.フォームを作る

フォームの作成方法は、先述の内容と基本的に変わりません。クライゼル上で質問項目やデザインなどを設定します。操作は簡単です。

2.Salesforceに連携させる
Salesforceへの連携もカンタン

クライゼルで作成したフォームは、「Salesforce連携サービス」で貴社Salesforceにリアルタイム連携できるようになります。1度設定すれば、後は自動で連携してくれます。

マニュアルに従って設定いただく形となりますが、こちらも専門知識は必要なく、専用のツールから簡単に操作できます。

さらなる有効活用

クライゼル/Salesforce連携サービスは"お問い合わせ内容の登録"以外にも、例えば以下の用途で幅広く活用できます。

クライゼルフォーム連携資料

データ連携を自動化
クライゼルフォームのSalesforce連携