Salesforceからメールを一斉配信する3つの方法
多くのお客様に対してカンタン・低コストで情報配信する手段として、優先的に検討されるのがメールの一斉配信です。しかし、Salesforceから顧客リストをダウンロードしてメールを配信するのは手間がかかりますし、事故の原因にもなりえます。
そこで今回は、Salesforce上の顧客メールアドレスに対して簡単にメール配信を行う方法を、以下の3つご紹介します。
1. リストメール
リストメールとは
メールを一斉配信するための、Salesforceの標準機能です。
リード/取引先責任者/個人取引先に対して配信できます。
キャンペーンメンバーへの一斉配信も可能です。
画面イメージ
例えば、取引先責任者のリストビューから「リストメールの送信」ボタンを押すと、
以下のようなポップアップが表示されます。件名や本文などを入力し、すぐに配信可能です。
メリット・デメリット
メリット
- 無料で利用できる
- 文面内に、宛先のお名前や企業名などを差し込み可能
- 条件を絞って配信できる
デメリット
- 1日あたり5,000通までしか配信できない
- 配信できるオブジェクトがリード/取引先責任者/個人取引先のみ
- エラーになった人を一覧で確認できない
2. Autobahn for AppExchange
Autobahn for AppExchangeとは
Salesforceと完全連動したメール配信アプリケーション。面倒な配信リストのダウンロード作業をすることなく、顧客データに対して簡単にアプローチできます。
Autobahn for AppExchangeの資料ダウンロードはこちらから
画面イメージ
アプリとしてSalesforceにインストールいただく形となっています。
Salesforceの画面上で、文面設定から配信予約まで行うことが可能です。
メールが配信された後、受信した方のレコードを見ますと
以下のように、本人が開封やクリックなどをした記録を確認できます。
スコアリング(受信者の行動に応じて、専用の数値項目に自動で点数を加算する)機能も
備わっていますので、見込みの高いお客様を割り出すことが可能です。
メリット・デメリット
3. MA(マーケティングオートメーション)
MAとは
文字通り、マーケティングを自動化するためのツールです。
顧客データの収集から分析、営業担当への通知、メール配信などを自動で行います。
Salesforceとデータ連携できるMAも提供されており、例えば
セールスフォース・ドットコムが提供するMarketing Cloud Account Engagement(旧名称Pardot)やMarketing Cloudなどがあります。
メリット・デメリット
※MAの種類やエディションによって異なります。
メリット
- メールの一斉配信に加え、複雑なシナリオに沿った自動配信も可能
- スコアリングなどの機能が充実
- フォームやLPを制作する機能が備わっている
デメリット
- メール配信アプリと比較すると、金額が高い傾向にある
- 高機能な半面、導入時の要件定義などに工数がかかる
- 開発ベンダーに導入支援を依頼するのが一般的
まとめ
1. リストメール | 5,000件以下のリード/取引先責任者/個人取引先に対してメールを配信する企業におすすめです |
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2. Autobahn for AppExchange | カスタムオブジェクトなどにメールを配信したい/5,000人以上に配信したい/エラー計測やオプトアウト、スコアリングの機能が欲しい という企業におすすめです |
3. MA | メール配信に留まらず、高度なWebマーケティングを行いたい企業におすすめです |