Salesforce対応メールマーケティングアプリautobahn for AppExchangeをご利用の場合の、DKIM設定についてご案内いたします。
autobahn for AppExchangeは、DKIM公開鍵発行機能が標準機能です。
<DKIM設定の流れ>
1 autobahnの管理画面にログインし、DKIM設定を行いたいドメインの情報(Fromアドレスに設定するメールアドレスのドメイン)を登録すると、セレクタ値と公開鍵が発行されます。
- 秘密鍵
秘密鍵はDKIM署名を生成する役割があります。
秘密鍵はautobahn配信サーバ側に安全に保管され、メール送信時にDKIM署名を生成するために使用されます。
DKIM署名はautobahn for AppExchangeによるメール送信時に付与され、後述の公開鍵によって検証されます。 - 公開鍵
公開鍵はメールに付与されたDKIM署名を検証する役割があります。
公開鍵はお客様のDNSサーバ上に設定しておく必要があります。
メールの受信側システムはメールを受信すると、メールに付与されたDKIM署名をお客様DNSサーバ上の公開鍵によって検証することで、メールを認証します。 - セレクタ値
セレクタ値は1つのドメインに対して複数の公開鍵を公開することができるようにするため、“目印”の役割をします。
セレクタ値はお客様DNSサーバ上に設定しておく必要があります。
2 お客様DNSサーバへの設定
下記レコードをお客様の設定に応じて置き換えたうえで、お客様DNSサーバに設定します。
publickey._domainkey.example.jp IN TXT “v=DKIM1; k=rsa; p=xxxxxxx”
・「publickey」はセレクタ値に置き換えます。
・「example.jp」の箇所は、お客様のFromアドレスドメインに置き換えます。
・「xxxxxxx」は、公開鍵に置き換えます。
※「domainkey」前に半角アンダースコア1文字が入ります
※全角・半角のスペルミスや、不要な文字の挿入・必要な半角スペースの削除などによって
設定が正常にされない場合がありますので、ご注意ください。
3 確認・DKIM設定の有効化
autobahn管理画面上でDNSサーバへの設定を確認のうえ、DKIM設定を有効化いたします。
<DNSサーバへの設定が正常か確認できない、よくあるケース>
- 必要な半角が入力されていないため、一つのパラメータに複数の値が入ってしまっている
例えば
“v=DKIM1;(空白)k=rsa; (空白)p=xxxxxxx”→”v=DKIM1; (空白)
k=rsa;p=xxxxxxx”とされてしまうことで、kの値としてrsaとp=xxxxxxxが認識されてしまうことがございます。 - DNSサーバへの反映に時間がかかっている
DNSサーバへの反映に2~3日かかることがございます。
※既にご契約中のお客様は、専用のサポート窓口をご利用ください。