Salesforceでアンケートを運用する方法

満足度調査や属性分析を行い、Salesforceでデータ管理する

Webアンケートの必要性

顧客を知る

アンケートのイメージ

昨今のマーケティングにおいて、アンケートは非常に大切です。
例えば自社サービス・セミナーのCS(顧客満足度調査)を行い、改善策を練ることでリピート率を上げることができます。また、顧客の属性(年齢や性別、嗜好など)を調査することで、ターゲット層を的確に捉えたアプローチが可能になります。

このように、アンケートから"顧客を知る"ことが長期的な事業成長に繋がると考えられており、多くの企業が実践しています。 ※社外向けだけでなく、社内向けのアンケートから体制を見直すという運用も検討できます。

Salesforceに自動連携

Webアンケートのイメージ

企業によっては紙でアンケートを実施していたり、Webアンケートからの回答結果を手動でSalesforceに登録させたりしていますが、毎回多くの手作業が発生しているはずです。そこを自動化できれば、大幅に工数が削減されます。

そこで、以降に記載の方法でWebフォームからアンケートを受け付け、Salesforceに自動連携されることをお勧めします。属性分析や満足度調査などを行った後は、Salesforceのレポート機能で集計することも可能です。

Salesforce×Webアンケート

実現パターン

2つの手段をご紹介します。それぞれの概要とメリット・デメリットをご確認ください。

クライゼル/Salesforce連携サービス

Webアンケートを簡単に作成し、登録されたデータをSalesforceに自動連携できるサービスです。詳細は、「クライゼル/Salesforce連携サービス」をご確認ください。
メリット
  • 高機能かつ柔軟なフォームを、簡単に作成できます。
  • ほぼ全種類の・複数のオブジェクトと即時連携が可能です。
  • 入力値チェックや入力補助、公開設定などの機能を標準装備。
  • HTMLの知識が不要です。(フルカスタマイズも可能)
デメリット
  • 有償サービスです。
  • フォームから登録されたデータは、クライゼルにも登録されます。(定期的・自動的に削除することは可能です。)

Salesforceアンケート機能

Salesforceのアドオン「Salesforce Surveys」のアンケート機能でフォームを作成し、「アンケートへの回答」オブジェクトに回答結果を登録させることができます。
詳細は、TRAILHEAD「アンケートの基本」を参考にしてください。

メリット
  • HTMLやプログラミング等の知識は不要です。
  • レポーティング・分析用の機能が備わっています。
デメリット
  • 1,000の回答に対して300ドルの追加費用がかかります。
  • リードや取引先責任者などの登録・更新ができません。
  • フォームはデザイン上の制約があります。
  • 回答後のサンクスメールを自動で送る機能が備わっていません。
  • Salesforce権限設定やコミュニティ機能の知識が必要です。

選定基準

単純に"統計を分析したい"という目的で、顧客全体の傾向値を割り出す場合であれば、後者の「アンケート機能」で簡単に運用できます。

一方、前者の「クライゼル/Salesforce連携サービス」では、より幅広い用途でご活用いただくことが可能です。
例えば、アンケートの回答内容をSalesforce上の顧客情報と結び付けたり、回答後のサンクスメールを自動で送ることができたりします。
また、フォーム設定の自由度が高いのも特徴です。アンケート以外にもお問い合わせフォーム会員制サイトも制作できます。

運用イメージ

以降、クライゼル/Salesforce連携サービスを使ったアンケートの運用方法について、より具体的に解説していきます。

全体像

運用の全体イメージ

上の図のようなイメージで、アンケートの回答内容が、Salesforce上の本人の顧客データに自動で結びつきます。
(メールアドレスやレコードIDをもとに参照)

回答内容の登録も"個人への結び付け"も自動なので、低工数で効果的なアンケートを実施することが可能です。
マーケティング・営業・サポートなど、幅広い場面で活用いただけます。

実際の手順

作業のイメージ

このような運用は、以下の4ステップで実現することができます。
いずれも専門知識は不要です。それぞれ解説していきます。

  1. 1フォームを作る
  2. 2Salesforceに連携させる
  3. 3回答を募る
  4. 4活用する

フォームを作る

アンケートフォームを簡単に作れます

クライゼルでは、Webアンケートをすばやく・たくさん作れます。テキストやラジオボタン、チェックボックスなどの質問項目を指定し、公開設定・自動返信メールなどの機能から必要なものを設定します。

フォームの作り方は、専門知識が無い方でも簡単に作成できるタイプと、HTML等でフルカスタマイズするタイプからお選びいただけます。自社サイトのデザインに合わせたレスポンシブ対応のフォームを、弊社にて制作させていただくことも可能です(有償)。

Salesforceに連携させる

Salesforceへの連携もカンタン

クライゼルで作成したフォームは、「Salesforce連携サービス」で貴社Salesforceにリアルタイム連携できるようになります。1度設定すれば、後は自動で連携してくれます。

マニュアルに従って設定いただく形となりますが、こちらも専門知識は必要なく、専用のツールから簡単に操作できます。

回答を募る

Autobahn for AppExchange ロゴ

アンケートに回答された情報が、Salesforceに登録されていきます。回答内容を顧客データに自動で結びつける場合は、Salesforce上に専用の「フロー」を設定しておくか、Salesforceからメールで対象者にアンケートを周知する必要があります。(詳細は弊社にお問い合わせください。)

なお、Salesforceの標準メール機能は、送信数や送信対象などに制限があります。それらを解除されたい場合は、Salesforceと完全連動したメール配信アプリ「Autobahn for AppExchange」をご検討ください。

活用する

レポート作成

メールを送ったら、回答されるのを待ちましょう。回答された場合は、Salesforce上の本人の顧客レコードからすぐに内容を確認することができます。

また、カスタムオブジェクトなどに蓄積された回答結果を、Salesforceのレポート機能から統計データを出すことも可能です。
>>Salesforceヘルプ「レポートの作成」へ

まとめ

Salesforceユーザは、Webから簡単にアンケートを実施することができます。
クライゼル/Salesforce連携サービスで効率的に運用できますので、ぜひ検討してみてください。

クライゼルフォーム連携資料

データ連携を自動化
クライゼルフォームのSalesforce連携